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賛否の分かれるAI就活!どのような場面で活かされるようになるのか!?

就活の現場にAIが登場する場面が今後増えていくだろうとする記事が話題になっています。「AI面接」という単語のように、一次面接を人口知能が行うのはご存知の方も多いと思いますが、AIが就活において活躍する場は面接だけにとどまりません。就活生のサポートとして、選考官として、人工知能が登場する機会は増えるだろうと思われます。

今回の記事では、今後AIが就活のどの場面に登場するかについて、紹介していきたいと思います。

面接に登場するAI

AI面接では、「SHain」というAIサービスが使われます。SHainのシステムが適用されたスマートフォン、タブレット、あるいはロボットの「pepper」が質問を発するので、それに答えていく、というの流れを繰り返します。

人間の音声を聞き取って会話をするというAIの技術をフル活用し、「はい か いいえ でお答えください」「もう少し具体的に教えてください」、など、就活生の音声を確実に読み取り、就活生が話す内容のより深い部分を聞くといったことが可能になっています。

このSHainですが、さすがはAIというべきか、面接で受験結果の出し方が非常に高度になっています。

質問項目→ バイタリティー、イニシアティブ、対人影響力、柔軟性、感受性、自律独立性、 計画力

観察項目→ インパクト、理解力、表現力、ストレス耐性

 項目は実に11項目になっており、非常に細かい観点から受験者の内面を分析します。またAIという特性上、常に正確で、学生に公平な分析ができるとされています。また企業側にとっては、一次面接に多くの人員を割かずに済むので、効率化が行えるメリットがあります。

しかし、SHainを使った面接は、公式サイト(https://www.taleasse.co.jp/shain/)によれば、従来の10~15分の面接時間に対して60~90分、質問数が平均200問前後に上るともされ、またその間は常に表情などが見られるために気が抜けず、学生にとっては非常にストレスがかかる面接になるだろうと推測されます。

本格的な導入はこれからですが、4分の1の企業が関心を示しているとする記事もある現状、導入は徐々にされていくことになると思われます。SHainについてもっと知りたいという方は、上述の公式サイトに情報がありますので、是非確認してみてください。

エントリーシートに登場するAI

ESの選考をAIが行うのは、大手企業ではソフトバンクが行っています。

ソフトバンクでは、IBMが開発したWatsonを用いたES選考を行っており、非常に処理がかかるES選考の時間を4分の1に短縮させることに成功したようです。ただし、Watsonが不合格を出した受験者のESに関しては、再度スタッフが目を通すので、完全な自動化というわけではなさそうです。

また、横浜銀行では、2019年度の新卒採用からAIを活用したES選考を活用します。横浜銀行では、人工知能エンジン開発企業のFRONTEOが提供する顧客面談記録の分析を目的とするKIBITが使われるようです。住友生命保険も2018年度のES選考にAIを導入する計画を立てており、今後大手企業も含め、ES選考にAIを導入する企業は大手を中心に確実に増えると思われます。

大手企業ではエントリーシートは大量に送られるため、AIを導入することでその負担を減らし、余った手間で面接の拡充を行うことが目的のようです。やはりこちらも正確な処理で学生に公平な選考を行うというメリットを持ちますが、ソフトバンクのような例から、完全に選考基準をゆだねるというようなことは、今度導入していく企業においてもあまりなさそうです。

しかし、学生が強調する際に使う「」などの記号が認識されない、データなので字の綺麗さも判断されない(これは人によってはプラスにもマイナスにもなりますが…)など、まだまだ改善点はありそうです。

企業側も「いずれはAI選考を突破するESの書き方」などの書物が出ることを警戒しているようです。

今年の就活企業ランキング3位の全日空では、AIアプリ「GROW」を用いた性格診断を、2018卒の採用から事務職は必須になっております。このアプリが特徴的なのは、「就活生が嘘をつく」というのを前提に、就活生自身ではなく、知人や友人に回答してもらう点にあります。学生の適性と企業の希望をマッチングする目的で作成されましたが、この特性上、学生のキャリア拡大というよりは、選考の基準にする用途で現在利用する企業が拡大しています。

キャリアサポートとしてのAI

これまでは選考に使われるAIでしたが、最後はキャリア支援に用いられるAIです。

まず、リクナビでは現在、レコメンド「Word2Vec(ワードツーベック)」と呼ばれるロジックが使われています。これは学生の検索ワードなどの行動分析を行い、それに適しているという企業をお勧めするというシステムで、おおよそ9割の的中率を誇るとされています。

また就職情報サービスの株式会社学情では、この機能をLINEによって実現しました。AI搭載就職活動支援型ロボット「就活ロボ」が行動分析を行い、学生それぞれに合う就活の情報を随時送信する機能だけに留まらず、就活に関するちょっとした疑問にも、チャット感覚で質問できると言ったSNSらしい機能が魅力のようです。

さらに、現在IT企業の木村情報技術がAIを用いた就活支援サービスを今年の夏からスタートします。専用のアプリを用いて資格、サークル、活動実績は勿論のこと、試験結果や研究成果などまで就職先提案の要素となるようです。同サービスでは、企業説明会動画の配信等も行っており、大学と二人三脚で連携することで就職支援の拡充を狙いとしています。

佐賀大学と協定を結んだこのサービスですが、同社は今後、企業側・大学側ともに利用者が増えるとしています。また他大学や高校との連携を進め、大学のPRや模擬授業など、受験向けの情報配信を企画しており、就活だけに留まらずキャリア形成全般を支援するサービスになりそうです。

おわりに:学生はAI就活をどのように考えているか。

今年の3月のデータですが、株式会社ディスコが学生に向けて、企業探しや採用試験に人工知能(AI)が導入されることについての考えについて調査を行いました。

項目は、(1)自分に合う企業をお勧めする、(2)書類選考の合否を発表する、(3)面接試験の合否を判定するという項目だったのですが、(1)については67.6%が肯定的な回答をしています。一方で(2)に関しては50.1%、(3)については67.6%が否定的な回答をしています。

AI面接に肯定的な意見としては「能力が公平に判定されるから」などの理由が挙げられている一方、否定的な意見としては「落とされたときにAIだと納得がいかない」という意見もあります。

個人的には書類選考はまだしも、面接は人を相手にしたいですね。面接はすなわち自分を企業に売り込むことという考えでいるので、AIが相手だと会話している感じがしませんし、何より企業から雑に扱われている感じがします…。

しかし、いずれにしても今後の就活においてAIの登場が、影響を与えることは間違いないと思われます。今後の就活の姿が気になりますね。

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